進撃の巨人オタ時代の黒歴史
進撃の巨人は、面白い漫画です。
私は中学2年から卒業まで、コテコテの進撃オタクとして学校に息を潜めていました。
(しんどい学校生活の唯一の癒しだった)
進撃の巨人のつくものなら何でもかんでも収集する、いわば太客で、BOOKOFFやアニメイトに行けばストラップ等を買いに東奔西走。
有り金を全てつぎ込み、よく怒られました。
その2年間の間で、二次創作やポエム、声優なりきりなどとんでもなく痛々しい挙動を一通りやってきたのですが、後悔はあんまりありません。
もう一人私みたいな進撃オタクがいて、
その内輪でのみギャーギャーやっていたので
羞恥心がなく、まあまあいい思い出になっているから…。
しかし、一つだけ黒歴史と言えるものがあります。
あれは…夕方、学校帰りのこと。
学校から家までかなり遠いし、なおかつ毎日同じ道を通るので、それはそれは凄く退屈な時間でした。
音楽を聴こうにも、先生にバレたら呼び出しをくらうしめんどくさい。
一時期ヘッドフォンを装着して帰宅した女の子が学校で噂になりましたもん
何をするか?と考えたとき、
「あ、台詞を声に出そう!練習しよう。」
と思ったのです。
例 ミカサが好きリヴァイも
ミカサには似ても似つかない人間⭐︎
田舎で人がいないのを良いことに、堂々と声優になりきりました。感情を込めてハキハキと。
めっちゃ気持ち良かったです。
今考えれば練習もクソもないけれど、あの頃の私は……、真剣でした。
そろそろお家 Homeに着くし、
「とっておきの大好きな台詞を最後に言おう!」と思い、
「この世界は残酷だ…
そして…とても美しい…」
ポツリポツリ、言い放ちました。
(くぅ〜っ、決まった……)
物憂げな目で空を仰ぎます。
しかし、いつもは人っ子1人いないのに、視線を感じました。
ふと横にある畑を見たら、近所のオバちゃんがこちらを怯えた目つきで凝視していたのです。
「こ…こんにちは」
それしか言えませんでした。
私もオバちゃんも、ぎこちない笑顔でした。
オバちゃんからオバちゃんへの噂話は、光の速さより速く伝わっていきます。
「あそこの家の娘、おかしくなったわよ!」
「世界は残酷?で美しいとか言うのよ〜」
↑当時きっと言われていたでしょう…
昔から帰り道では色々やってた気がします。
小学生の時、リコーダーを一人でピ-ピ-演奏しながら帰ってました。
ハーメルンの笛吹き男でしかない。
アルミン(ゲスミン)も大好きだよ!
おわり